かつらやウィッグを使い続けていくと、ボリュームがダウンしたり、ピンが留めにくくなったり不具合が出てくることもあります。新しいかつらやウィッグに買い替える方法もありますが、決して安い買い物ではありません。
そのため、傷んだ部分を修理しながら、長く使っていくのがおすすめです。
この記事では、かつらやウィッグの修理おすすめランキングをご紹介します。
人の髪は遺伝やストレス、生活習慣や病気、治療などの事情で抜けてしまうことや薄毛に悩まされることがあります。
また、年齢とともに次第にボリュームが減ったり、髪が細くなったり、白髪が増えていきます。
こうした悩みやコンプレックスを解決するために、かつらやウィッグを手に入れると、もう一生悩まずに済むように思える方も多いのではないでしょうか。ですが、実際には経年劣化が起こり、ネット部分に植毛されている人工毛や人毛が抜けてしまうことやふんわりしていたのがぺちゃんこになっていきます。
また、ネットがボロボロになることやピンなどの部品が壊れることもあります。
このようなダメージが出た場合、新しいかつらやウィッグに買い替える方法もありますが、決して安い買い物ではありません。
頻繁に新しいものに交換していくと、コストがかかるだけでなく、印象が変わってしまい、かつらやウィッグを装着しているのがバレてしまうこともあります。
そのため、自分に合ったお気に入りのかつらやウィッグを手に入れたら、傷んだ部分を修理しながら、長く使っていくのがおすすめです。
長く愛用するために行っていきたい、修理のおすすめを以下でチェックしていきましょう。
かつらやウィッグを毎日ブラッシングしていくうちに、少し抜けてしまったという場合をはじめ、シャンプーを繰り返していくうちにボリュームがダウンしてぺちゃんこになったという場合には部分増毛がおすすめです。
特にかつらやウィッグの分け目にあたるつむじ部分は脱毛しやすいので、つむじ部分の増毛はおすすめです。
全体的にぺちゃんこになってしまった場合やふんわり感がなくなってしまった場合、長年にわたって使い続けてきた場合は、全体増毛がおすすめです。
長く使っていると全体的に人工毛や人毛の髪色がくすんでくることやゴワゴワしてきます。
この場合に、気になる部分だけに部分増毛をすると、新しく増毛した部分と既存の部分に差が生じてしまい、違和感が出てしまいます。
そのため、長年使い込んだ場合や全体がぺちゃんこになった場合には、全体増毛がおすすめです。
白髪というと、一般的には隠したいものです。
白髪が出てくるとさまざまな白髪染めを試す方やウィッグを買って白髪を隠そうとする方も少なくありません。
白髪が出てからウィッグを買う場合、その時の自毛の状態や自分のお肌、年齢などに合わせて選ぶことができるので、違和感なくカバーできます。
一方、白髪が出る前など早い段階から使ってきたかつらやウィッグはどうでしょうか。
たとえば、髪全体ではなく、頭頂部など部分的なかつらやウィッグを装着している場合に、前髪や耳脇の髪に白髪がちらほら出てきたのに、かつらやウィッグの部分だけツヤツヤで黒々としていたら、違和感が生じてきます。
これまで気づかれなかったのが、年齢を重ねることで気づかれやすくなっていきます。
この違和感を解消するために、白髪増毛という修理メニューがおすすめです。
自毛の状態や年齢、肌の老化具合などに合わせて、かつらやウィッグにもちらほら白髪を入れることができます。
ネットとは、人工毛や人毛を植え付けるベースとなっている部分です。
ネットは、頭皮や自毛と直接当たるため、汗で蒸れる場合や皮脂が付くなど劣化しやすい部分でもあります。
また、シャンプーなどを繰り返していくうちに、次第に弱っていきます。
ネットが弱ると装着してもズレが生じてしまう場合や浮いてしまうなど違和感が生じるので、修理するのがおすすめです。
ネット交換をすることで、土台がしっかりするので装着感が良くなり、見た目もきれいになり、より長く使い続けるための耐久性がアップします。
パートとは分け目のことで、いわゆるかつらやウィッグのつむじにあたる部分のことです。
人の頭部でも、分け目やつむじ部分は抜け毛が置きやすく、薄毛が目立つ部分です。
かつらやウィッグでも同じで、分け目を拠点に放射線状に植毛していくので、経年劣化で弱りやすく、弱ることで毛も抜け落ちやすくなります。
パートが弱った場合にはパート交換がおすすめです。
パートが弱っていると、すでにつむじ部分を中心に抜け毛も多くなっているので、パート交換に部分増毛や全体増毛を組み合わせることで、全体的にきれいに仕上がります。
ピンで着脱するタイプの場合、ワンタッチで簡単に取り付け、取り外しできるのが便利です。
最初はスムーズに使えていたのが、長く使っていくうちになかなかハマらない、外れないといった状態になることやまったく着かなくなることも少なくありません。
ピンが歪んでぺちゃんこになってしまうと、かつらやウィッグも沈んでしまうなど、違和感が出ます。
ピンの着脱ができなくなる前に、早めに交換するのがおすすめです。
ピンは使い方によっては、早い段階で壊れてしまうことや故障してしまうこともあり得ます。
全体的にはきれいで問題はないのに、ピンが使えなくなって着脱できないからと新しいものに買い替えるのは無駄遣いです。
ピンだけ交換できることを知っておき、気軽に修理を依頼しましょう。
かつら、ウィッグの修理をしたいと思う時、ボリュームがダウンするなど、見た目が気になって依頼する方も少なくありません。
もっとも、髪が抜けているだけに見える場合もありますが、実際にはベース部分も傷んでいる場合が多く見られます。
特に長く使ってきた場合には毛量が減る場合やへたるだけでなく、ベースも傷んでいることやピンも動きが悪くなっていることが少なくありません。
そのため、部分修理をするのではなく、弱っている部分は全体的に修理をするのがおすすめです。
修理をするには専用の工場に依頼して、職人が丁寧に行うため、1回ごとに数週間ほどかかる場合もあります。
壊れた場合や気になる部分が出るたびに修理に出すと、1回あたりの費用は抑えられているように見えても、使えない時間が長くなるなど手間と日数がかかってしまうのです。
まとめて1回で修理をすれば、修理期間も1回で済み、まるで新品に蘇ったようにきれいな状態で使えます。
特に部分増毛や全体増毛といった増毛修理をする場合、髪が増えたとしても、ベースが弱ったままでは、すぐに抜け落ちてしまうなど、せっかくの修理も無駄にしてしまうおそれも否めません。
ほどなくベースが破れた場合やピンが使えなくなって再び修理に出す手間と時間がかかることになります。
そのため、修理をするには、上記を参考にしつつも、状態に合わせて全体をリニューアルする組み合わせ修理がおすすめです。
かつらやウィッグの修理を依頼する際には、髪の増毛に加えて、ベースやピンなどダメージを受けている部分を交換し、全体的にリフレッシュするのがおすすめです。
自己判断で個別に部分修理を依頼するより、プロに見てもらい、どこをどう修理すれば、これからも長く愛用できるか提案を受けましょう。
